ALBUM REVIEW
独断と偏見(ギターミュージックへの偏愛?)のElectric Sheep Land基準
によって選ばれたRockなアルバムを勝手にレビューするコーナーです。
 

VOL.2
ACHTUNG BABY            U2
(アクトン ベイビー)

いきなり始まる「Zoo Station」の衝撃的なイントロ。

歪みまくったギターの音と、歪み割れしているドラムス。マジでオーディオ
壊れたかと思った程 この出だしでやられたって感じ。
アメリカンサウンドに傾倒していた前作「RUTTLE AND HUM」までの作品群から
うって変わって(それはそれでとっても好き)、非常にソリッドな感覚が
戻ってきた印象です。

この後の「ZOOROPA」「POP」といった方向への単なる過渡期として、
語られることの多いこのアルバムの評価が低いのがずっと気になって
るんですよ。 音的には中途半端なのかも知れないですけど 個人的には
人間的なバンドサウンドと これ以降のある種 機械的なサウンドが、ブレンド
されている感じが絶妙だと思います。

(実際 テクーノ&ディスコティークな「ZOOROPA」以降ほとんど聴かなく
なってしまうんですけど。)

シングルカットされた楽曲は当然有名ですが、個人的に好きなのは
「One」「Acrobat」の2曲。ほんと素晴らしい! 聴いてると涙出てきます。
うるうる......。
ボーカルとしてのボノのがんばりは凄まじい.....。そして「Acrobat」
のGuitar & Drumsの素晴らしさ。特にラリーのドラム ・・・手数が多くてかっ
ちりしていて、グルーブ感もあり...といった特徴が非常に良く出てます。
彼のタイコがこんなに良いと思ったのは「THE UNFORGETTABLE FIRE」
(下にジャケ)1曲目「A sort of Homecoming」以来かなぁ。

ま、とにかく「WAR」「JOSHUA TREE」などが代表作とされるU2ですが、
それだけじゃないんだっ!という意見でした。
(にしても、あのBest盤の選曲は物足りんです!怒ってます!)
 


THE UNFORGETTABLE FIRE
 
 

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